誹謗中傷を書かれた時の対応

 

(1)感情的に反論するのではなく、まずは冷静になるように努めましょう。

 

(2)証拠資料を保存しておきましょう。

①該当するページあるいは掲示板の全体を印刷しておくこと。

※掲示板の全体を保存したら、次に誹謗中傷に当たると考えられる掲示板の書き込みの個所をできるだけ特定しておくことで相談がスムーズに進みます。

②対象となる掲示板の名前やURLを確認しておくこと。

③掲示板管理者との削除要請・情報開示要請に関するやり取りの記録を書面あるいはメールの形で残しておくこと。

 

(3)書き込みの削除を求める場合

掲示板等の管理者に対して、プロバイダ責任制限法(特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律)に基づいて違法な書き込みの削除の申出を行います。

 

(4)書き込んだ者に対して損害賠償の請求をする場合

掲示板等の管理者に対してプロバイダ責任制限法に基づいて発信者情報の開示の請求を行い、書き込んだ者の個人情報を特定した上で、損害賠償請求を行うという方法があります。

 

(5)警察署への相談

あまりにも執拗かつ悪質な書き込みがなされ刑事処罰まで求めることを考えられる場合には最寄りの警察署に相談に行くことも考えてはいかがでしょう。

 

(6)弁護士に依頼するメリット

弁護士に依頼することで上記一連の対応の負担が軽減され、より適切な解決方法を採ることができます。また、誹謗中傷対策として、問題となる書き込みの検索順位を下げるいわゆる逆SEO対策という方法がありますが、問題の書き込み自体が削除されたわけではなく抜本的な解決には至りません。法律の専門家である弁護士に相談することで、例えば削除依頼を聞き入れない管理者に対して裁判手続を採ることなどによって解決することが可能となります。

 

お問い合わせ

 

ページの上部へ戻る

Copyright(c) 2016 春江法律事務所 All Rights Reserved.