賞味期限と消費期限。そしてその先にある世界。

2014-10-05

10月に入り涼しくなるにつれて、ついつい見過ごしてしまうのは賞味期限ではないでしょうか??

私も夏場は食品の傷み具合を意識するのですが、冬場はまず大丈夫だと推定が働き、気づけば腹を下すことも昔はよくありました。

ちなみに皆さんは賞味期限と消費期限の違いは理解されていますか?

JAS法や食品衛生法において全ての加工食品には、名称、原材料名、内容量、賞味期限または消費期限、保存方法、製造者住所・氏名を表示することとされています。

そして消費期限は製造または加工の日を含めておおむね5日以内の期間で品質が劣化する食品に記載されており、賞味期限は品質の劣化が比較的ゆるやかな食品に記載されています。

例を挙げると消費期限はコンビニの弁当、パン、惣菜などに記載されており、賞味期限は飲み物、乾麺、牛乳などに記載されています。

分かりやすくいうと消費期限は安全に食べられる期限、賞味期限はおいしく食べられる期限といったところでしょうか。

なお、いずれも未開封で表示された方法に従って保存した場合に限ります。

さて、ここからが本題なのですがあえて賞味期限を渡過することで未知の味を楽しめる食品が何かをご存知ですか?

そう意外や意外「日本酒」なのです。

日本酒には10年以上貯蔵されているものもあり一般に「古酒」と呼ばれています。

日本酒の賞味期限はあくまで蔵元が意図する味で飲める期限といえます。

そのため、日本酒にはあえて封を切らずに寝かしておくことで熟成味溢れる美味い酒(古酒)になる可能性を追い求めるという楽しみがあります。

僕はまだ古酒向きの日本酒が何かを掴み切れていませんが、この先も経験を積んでいずれ必ずマスターしてみせます。

(参考文献:京都府HP、日本酒事典)

 

ページの上部へ戻る

Copyright(c) 2016 春江法律事務所 All Rights Reserved.