法律事務所の必須ツール(判例検索システム)
今日で10月も終わりですし、久しぶりに真面目なコラムを書こうと思います。
法律事務所にとって必要なツールの一つに判例(過去の裁判例)検索システムというものがあります。
この世の中に一つとして同じ事件はありませんが、似たような事件はどこかで起こっているものです。
例えば、貸した金が返ってこない、お金がないから破産したい、不倫の相手に慰謝料請求したい、、、などなど。
ただ、事件を担当する裁判官によって結論がコロコロ変わっては裁判を利用する当事者もスリリングでドキドキしますよね(というか困りますよね)。
というわけで過去の裁判例とりわけ最高裁裁判所(日本で一番えらい裁判所)で出された判断は、下級審と呼ばれる地方裁判所や高等裁判所といった機関が判断を下すに当たって相当な重みをもつことになります。
話が横道にそれましたが、一般に弁護士さんは法律相談を受けたときに事件の見通しをつけるために類似事件の判例を調べます。
その際にインターネットが発達した今日においてネット上での判例検索システムは大変便利で業務の効率化につながっているのです。
ちなみにうちの事務所では判例秘書さんとWestlaw Japanさんを使っています。
判例秘書さんは電子復刻版の書籍データを含め電子文献の横断検索が充実しているのが魅力的ですし、Westlawさんは取扱っている裁判例の数や事件類型別データベースの使い勝手が大変良くて気に入っています。
両方とも導入して良かったのですが、ただ一点、、、開業前にたくさん買い込んだ本が大概、電子データ化されており上記検索システムにサービスでついてくるオプションでほとんど見れてしまうのが少し悲しかったのです。
まあ、紙媒体の方が私は好きだからいいですけど、、、もったいないなんて思ってないですよ!