弁護士の実態(出張編)

2016-06-05

誤解をされている方が少なからずいるが、実は弁護士は出張が多い仕事なのである。

どうやら福井の弁護士は福井県内の事件しか扱えない、と思っておられる方が一定数いるようなのだ。

だけどもそれは大きな誤解であり、弁護士は日本全国どこの県にお住いの方であっても相談にのることができるのである(無論、相談や受任するかは各先生のお考え次第ではあるが。)。

私の出張のケースをお話しすると、遠方の裁判所へ行ったり、現地を見分したり、会議に出席したりと、週の半分を県外で過ごすこともあるのだ。

なので私が事務所にいなくてなかなか連絡がとれなくても、どうか目くじらを立てないで欲しい。

そして何を隠そう、私は県外出張が好きで、電車の旅が特に好きなのだ。

移動中は合法的に?仕事の電話に出なくてよい夢のような環境が手に入る。

道中は読みたかった本や雑誌をこれでもか、というくらい堪能している。

駅弁も楽しみの一つである。現地に向かう時間帯によってはビールや焼酎、ウイスキーを飲むことだってある。

泊りがけの出張では、仕事を終えた後、地元の赤提灯の暖簾をくぐるのも楽しみの一つである。

先週末、出張先で飲んだ熱燗は本当に美味しかった。飛び切り燗にしても味がしっかりと残っており、それでいて飲みやすい。

1合単位で頼んでいたが、後半、お店の方も面倒になったのか2合単位ででてくるようになった。

そしてマスターが「本当にお酒好きなんですね。これ良かったら飲んでください。」と言って出してくれた頚城酒造(新潟)の秘蔵の冷酒は本当に美味しかった。

頚城酒造

お酒に強い体質に産んでくれた両親に感謝である。

ちなみに私のワースト出張は、早朝、車で5時間かけていった出張先で「先生、予定間違っています。」と言われてトンボ帰りをしたときである。

途中、立ち寄ったローソンで買った「からあげ君」は塩味が少々効きすぎていたような気がしたのはなぜだろうか・・

まあ弁護士の出張といっても他のお仕事の出張とそんなに大した違いはなく、帰る道中で、たまりにたまった仕事の引継ぎメールを見て現実に引き戻されるあたりは、普通の会社員の方と何ら変わりがないのである。

 

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