狙われた街。

2015-03-30

タイトルでピンときた方もいるのではないでしょうか?そう言わずと知れたウルトラセブンの第8話です。

先日、私のHPのコラムを見た読者の方から「先生はメトロン星人はご存知ですか?」とお問い合わせをいただきました。

ちょっとお仕事が立て込んでいたためお返事が遅れたのですが、もちろん知っています。

むしろ知っていることは当然の前提でして、問題はどこまで作品を深く理解しているかだと思います。

私はさほど詳しくはないのですが、今日は頑張ってメトロン星人の魅力について語りたいと思います。

まずウルトラセブンの敵はウルトラマンに出てくる敵とはやや趣向が変わります。

私の記憶では巨大な怪獣がガオーと鳴きながら町を壊すよりも、不気味にジワジワと計画的に地球侵略を企むタイプが多かった気がします。

だいたい指揮官タイプの宇宙人or星人+怪獣のコンビネーションでした。

そういえば町の住民が侵略者とそっくり入れ替わってしまう話もありました。ある日、ご主人が帰宅すると奥さんをはじめとする家族から「あなた誰?」と言われてしまうシーンは幼心に怖かったです。

また、話にも深みがあった記憶があります。今でももう一度通してみてみたい特撮作品です。

さて、今回ご紹介するメトロン星人も地球を侵略しようとする宇宙人の一人です。

私が覚えている限りこんなお話でした。

ある日、街中で暴力的な争いが頻発するようになります。原因を調べていくと幻覚作用のある煙草が原因だとわかります。

この煙草を吸うと相手が自分を攻撃してくる幻覚を見るのです。煙草の成分は地球にはない未知のものです。

ウルトラ警備隊が調査をした結果、煙草の販売業者が判明します。

販売業者が住んでいるアパートにモロボシ・ダン(ウルトラセブン)が突入するとそこには。。。

メトロン星人

ここでちゃぶ台を囲む宇宙人二名(セブン&メトロン)の名シーンが生まれるんですね。

メトロン星人は語ります。

地球人は固い信頼関係で結ばれているから平和なのだ。幻覚作用のある煙草を用いてジワジワと信頼関係をなくしてしまえば地球の平和は崩れ自滅し、その隙に乗じて地球侵略ができる。そのためにはウルトラセブンが邪魔な存在なのだと。

その後、メトロン星人とウルトラセブンは夕日をバックに戦い、アイスラッガーで体を真っ二つにされてメトロン星人は倒されます。

そして平和が戻った街にナレーションが入ります。

でもご安心下さい。このお話は遠い遠い未来の物語なのです。

え、何故ですって?

我々人類は今、宇宙人に狙われる程、お互いを信頼してはいませんから。

どうです。深くないですか??

ものすごい皮肉のスパイスが効いてませんか?地球人の信頼関係は暴力的な破壊活動では決して断ち切れない、むしろ団結力は増すばかりだ!と判断し、お互いに不信感を植え付けようとする作戦は異色と言っても良いでしょう。

その甲斐あってかメトロン星人はウルトラ怪獣総選挙で見事第4位に食い込みました。

興味のある方は是非、レンタルビデオ店へGOです!

 

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