物理のクイズではありませんよ。法律ですよ。

2016-03-08

突然ですが皆さんにクイズを出しますね。

①真空中で一秒間の二億九千九百七十九万二千四百五十八分の一の時間に光が進む行程の長さは?

②セシウム百三十三の原子の基底状態の二つの超微細準位の間の遷移に対応する放射の周期の九十一億九千二百六十三万千七百七十倍に等しい時間は?

さて、問題文を読んだだけで睡魔、吐き気、頭痛といった拒絶反応が出た方もいるのではないでしょうか??

僕はお腹が痛くなってしばらくトイレから出てこれませんでした。

一応、先に答えを言っておくと①は1メートル、②は1秒です。

このクイズ問題ですが別に物理の教科書から引っ張ってきたわけではありません。

実はこれ、、、「計量法」という法律(厳密には関係法令である「計量単位令」)から引っ張ってきたものです。

社会活動や経済活動を営む上で時間や長さ、重さといった共通の基準は極めて大きな意味を持つのは何となくお分かりいただけるのではないでしょうか?

こうした基準が曖昧なままでは安心して取引や社会生活を営むことができません。

例えるなら私が考える100グラム・100円の豚肉とお肉屋さんが考える100グラム・100円の豚肉の量が違っては安心してお腹一杯食べられるだけの豚の生姜焼きを作れませんよね!?

そこで「計量法」ではこうした単位(計量)の基準を規定し、適正な計量の実施に向けた定めが設けられています。

簡単にいうと我が国の取引においては計量法で定められた単位と計量方法を用いてください、というわけです。

とある事件で物理量の定義及び測定方法が問題となったため、色々と調べているうちに計量法にたどりついたわけなんですが、よくもまあこんな小難しい法律を規定したなあと感心した次第です。

皆さんも興味がありましたら是非、ご一読くださいませ。お腹と頭が痛くなること請け合いですよ。

 

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